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秋田のエコキャンドルが隠れた人気に 寺院や結婚式場の使用済みロウソク原料に

使用済みのロウソクを原料にエコキャンドルを制作する、障害福祉サービス事業所「山手台いなほ」(秋田市)の施設利用者と生活支援員・片山竜也さん(右)

使用済みのロウソクを原料にエコキャンドルを制作する、障害福祉サービス事業所「山手台いなほ」(秋田市)の施設利用者と生活支援員・片山竜也さん(右)

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 障害福祉サービス事業所・山手台いなほ(秋田市山手台2、TEL 018-829-4422)の利用者らが手作りするエコキャンドルが、現在、隠れた人気商品になっている。

秋田市の障害福祉サービス事業所が手作りするクリスマスキャンドル

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 施設利用者の安定した収入を得ることなどを目的に、施設利用者と職員が、ロウソクを多く使う市内の寺院や結婚式場など4施設から提供を受ける使用済みのロウソクを原料に、10年ほど前から手作り販売する。

 円柱形や卵型など一般的なキャンドルのほか、花やフルーツ、季節行事を模るなどしたさまざまなデザインの商品をシーズンごとに制作し、現在のラインアップは約30種。大型ショッピングモールや雑貨店など市内11店に販売ルートを広げ、同施設が運営するショッピングサイトでも扱うなどして、これまでに累計2000個以上を販売する人気商品になった。

 同施設の生活支援員・片山竜也さんは「当施設の利用者が情熱を持って毎日手作りしている。楽しいデザインの商品が多いので、インテリアやプレゼント用に手に取ってもらえればうれしい」と話す。

 現在、11月1日の発売へ向け、サンタクロースやクリスマスツリー、ポインセチアなどクリスマスにちなんだ商品(350円~500円)の制作を進める。

 「コロナ禍により原料のロウソクが不足している。使用済みロウソクの提供に協力いただければ」と片山さん。

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