和菓子とコーヒーのユニット「佐藤家」、秋田の旅館で定期開業へ

コーヒー担当の佐藤恵さん(左)と和菓子担当の佐藤仁美さん

コーヒー担当の佐藤恵さん(左)と和菓子担当の佐藤仁美さん

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 手づくり和菓子とコーヒーのケータリングサービスを行う女性2人組の「和菓子と珈琲のユニット・佐藤家」が、伊藤旅館ゲストハウス(秋田市山王7、TEL 018-866-5162)で毎月1回のカフェ「ほっこり日和(びより)」を始める。

和菓子と珈琲のユニット「佐藤家」(前列)と「チームほっこり」の皆さん

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 和菓子職人の佐藤仁美さんとコーヒーをいれるのが得意な会社員の佐藤恵さんは2年ほど前、「和菓子とコーヒー」をテーマに、2人に親類関係はないが同姓にちなんで「佐藤家」を結成。主にイベント会場向けケータリングサービスを行ってきた。

 今年2月、秋田市内の貸しビル内に「1日限りのカフェ」を開店したところ、20席用意した店内は終日満席に。定期開店を求める声も寄せられたことから検討を重ね、知人の紹介で出会った旅館オーナーの人柄と同館の雰囲気が気に入ったことなどから、月1回の定期開店を決めた。

 2人は「出張サービスのケータリングと来客を待つカフェとでは、もてなし方がまったく違う」ことから、地元のグラフィックデザイナーやクラフト作家ら7人で「チームほっこり」も結成。クラフト作家の作品展示や販売を行うほか、来店5回で特典が付くポイントカードも導入する。

 官庁街にある同旅館での定期開店について、2人は「休日は人通りが少なくなる場所だが、逆に親子連れのお客さんもゆっくりできる場所」と期待を寄せる。

 仁美さんは「毎回のテーマに合わせながら、その日限りの『一期一会』の和菓子でもてなしたい」、恵さんは「その日の和菓子と自然に溶け合うようなコーヒーを入れたい。2人とも和装でおもてなしするので、休日のひと時を『ほっこり』と過ごしてもらえれば」と話している。

 メニューは「和菓子と珈琲のセット」(600円)のみで、100セットを用意する。開店は10月26日。来月以降は毎月第3または第4日曜に「開店」する。営業時間は11時~20時。

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