伝統工芸展-秋田の伝統技術でシルバーリング製作体験会も

秋田の伝統工芸「銀線細工」技術による宝石箱。高坂水雄による昭和期の作品

秋田の伝統工芸「銀線細工」技術による宝石箱。高坂水雄による昭和期の作品

  • 0

  •  

 秋田に古くから伝えられる漆工や金工などのクラフト技術を紹介する「秋田の手しごと」展が12月8日から、秋田県立博物館(秋田市金足、TEL 018-873-4121)で開催される。

[広告]

 「川連(かわつら)塗」や「春慶(しゅんけい)塗」などが全国的にも有名な秋田の漆工は、現在では高級漆器として製作されることが多いが、江戸時代から近代始めころまでは日常の生活用品としての漆器も多く作られたことから、同展では県内の村々で木具や「曲げわっぱ」などを塗った作品も展示する。秋田の金工作品は、「刀鍛冶」「秋田正阿弥派の刀装金工鍛冶」「木目銅」作品のほか、現在もファッションアクセサリーに使われる秋田の伝統工芸技術「銀線細工」作品を紹介。

 2月9日には、伝統工芸士の大関廣さんによる「川連塗」や「沈金彫り」の実演漆工実演会を開催するほか、来年1月13日以降は、秋田の漆工作家や金工作家による「塗り箸」「銀製の指輪」「七宝焼き」の製作体験教室も開催する。全6回の工芸製作体験教室は、事前の申し込みが必要で、各回とも定員15人。参加費は800円。

 同館で工芸を担当する宮本康夫さんは「展示する工芸作品は約200点。郷土の文化に興味がある人だけでなく、手仕事に関心がある人にも見ごたえがあると思う」と話している。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入場無料。2008年4月13日まで。

秋田県立博物館秋田でガラス工芸作家とファンの交流祭(秋田経済新聞)「半農半陶」陶芸家が展示会(秋田経済新聞)「秋田ニューシティー」に若手アーティスト支援ショップ(秋田経済新聞)全国でも珍しい漆の品評会(盛岡経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース