絵本「ピーターラビット」に関する資料などを紹介する「ピーターラビットの世界展」が、イトーヨーカドー秋田店内の子ども図書館(秋田市中通2、TEL 018-832-1151)で開催されている。
今年、絵本の原作者ビクトリアス・ポターの半生が「ミス・ポター」として映画化されたことに合わせて企画された同展は、ピーター・ラビットの愛好家による刺繍作品やポスターなどのほか、絵本の舞台となったニア・ソーリー村の写真パネルを同地が登場する絵本のページと並べて紹介する。同館司書の田丸さんは「現在、ニア・ソーリー村は自然を守るために保護されている。絵本や展示物から、かけがえのない自然を大切にする気持ちを伝えられれば」と話している。
同館は、童話屋(東京都杉並区)が全国のイトーヨーカドー10店舗で受託運営する文化施設。今年27年目を迎えた秋田店の蔵書は約8,000冊で、年齢による貸し出し制限がないことから「近年は癒しのアイテムとして大人にも人気で、活字が大きいため年配の方の利用も多い」(田丸さん)という。「絵本や児童書は子どもだけでなく大人も安らぎを得られることを体感してもらえる場でありたい」と話している。
開館時間は、平日=13時~17時、土曜・日曜・祝日=11時~17時。開催は1月31日まで。
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