リリース発行企業:稲とアガベ株式会社
秋田県男鹿でクラフトサケ醸造所を軸にまちづくりを行っている「稲とアガベ株式会社」(秋田県男鹿市、代表:岡住 修兵、以下「稲とアガベ」)は、日本、韓国、中国、台湾、インドネシアの5つの国と地域を象徴する最高級の素材を使用した新商品「ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)」を、2026年9月16日(水)より9月29日(火)まで大丸東京店にて1,000本限定で販売を開始します。本商品は、アジア各地の土地に育つ素材と、その魅力を引き出してきた人々の知恵を、稲とアガベの酒造りでひとつのボトルに重ねた、当社最高級のクラフトサケです。

<本取り組みの背景および経緯>
稲とアガベは、2021年の創業以来「男鹿の風土を醸す」を理念に掲げ、米と米麹をベースに多彩な副原料を組み合わせたクラフトサケの醸造を展開してまいりました。近年は欧米・アジアをはじめとする世界への輸出が拡大し、2025年は1万本、2026年は3万本になり、この1年で輸出は中国、アメリカ、フランスなど11カ国まで増え、輸出だけで2024年から2027年(見込み)で50倍に成長しました。2026年8月には、政府の「地域未来戦略」に基づく「地場産業成長プラン」に、秋田県男鹿市の酒造りを軸とした地域活性化の取り組みが東北で初めて認定されるなどクラフトサケを通じた地域と世界をつなぐ挑戦が評価されてきました。

海外での手応えを得るなかで、私たちが向き合ったのは「アジアの美とは何か」という問いです。自分たちの文化の価値を、西洋のものさしだけで測ってはいないだろうか。アジアにある美しさや豊かさを、自分たちの言葉で捉え直し、世界へ届けることができるのではないか。本商品は、昨年2025年12月に行われたカンファレンス「Asian Wisdom」に参加したことから生まれました。
<アジア創造性を、一本のお酒に>
着目したのは、アジアに共通する、異なる文化や技術を受け入れ、独自の解釈や工夫を加えることで新しいものへと育てていく力です。少し大胆に言えば「魔改造」とも呼べる創造性です。伝統を大切にしながら、その境界を越えていく。違いをなくすのではなく、違いがあるからこそ生まれる面白さを、ひとつの形にする。目指したのは、ただ珍しい素材を集めることではなく、それぞれの土地の自然と、素材の魅力を引き出してきた人々の知恵、その背景まで重ね合わせ、多様な文化が出会うことで初めて生まれる味わいです。「ASIAN WISDOM」は、そんなアジアの創造性を表現したお酒です。
<五つの土地から、五つの個性>
日本|唐花草(からはなそう)
日本の山野に自生する、つる性の植物。ビール造りに使われるホップの近縁にあたり、一般的な醸造用ホップとは異なる個性を持っています。世界で広く知られる素材だけでなく、足元にある自然にも酒造りの可能性は眠っています。日本の土地に育つ植物を見つめ直し、新しい役割を与える。唐花草は、地域の自然から価値を生み出す姿勢を象徴する素材です。
韓国|朝鮮五味子(ちょうせんごみし)
つる性植物に実る赤い果実。「五味子」の名は、甘味・酸味・苦味・辛味・塩味の五つの味を持つとされることに由来します。韓国では「オミジャ」と呼ばれ、伝統的なオミジャ茶をはじめ、シロップやお酒の素材としても親しまれてきました。特徴は、はっきりとした酸味と、その奥にある複雑さ。小さな実の中にいくつもの味を見出し、その重なりを楽しむ感性は、多様な文化を重ねる本商品の考え方にも通じています。
中国|桂花茶(けいかちゃ)
日本で親しまれるキンモクセイを含む、モクセイの花「桂花」の香りを生かしたお茶。中国では、桂花をお茶だけでなく、菓子や酒、砂糖漬けなどにも利用してきました。魅力は、甘く華やかな花の香り。花を眺めるだけでなく、その香りを飲み物や食べ物の楽しみへと変える。桂花茶には、季節の美しさを日々の食卓に取り込んできた、繊細な知恵が息づいています。
台湾|紅玉紅茶(こうぎょくこうちゃ)
正式には「台茶18号」と呼ばれる茶樹の最高級品種。ミャンマー由来の大葉種と台湾の野生の山茶を掛け合わせ、長い年月をかけて育成されました。ほのかなシナモンのような香りと、ミントを思わせる清涼感を併せ持そつ、品種ならではの個性が特徴です。外から来た茶と、その土地に生きる茶を掛け合わせ、自分たちにしかないものへと育てる。紅玉は、その誕生の背景そのものが「ASIAN WISDOM」の考えるアジアの創造性と重なる素材です。
インドネシア|クローブ
インドネシア・モルッカ諸島を原産とする植物の、花が開く直前のつぼみを乾燥させたスパイス。釘のような形から、日本では「丁子」「丁字」とも呼ばれています。小さなつぼみに凝縮された、甘く濃密な芳香とスパイシーな刺激。インドネシアにルーツを持ちながら海を越え、それぞれの土地の食文化に取り込まれてきた香りの歩みも、本商品のコンセプトにつながっています。
<商品概要>
身近な植物に可能性を見出すこと。一つの実に複雑な味わいを感じ取ること。花の香りを食卓の楽しみへと変えること。異なる土地の茶を掛け合わせ、新しい個性を育てること。海を越えて届いた香りを、自分たちの文化に取り込むこと。「ASIAN WISDOM」が重ねたのは、五つの素材と、それぞれの土地で育まれてきた知恵と感性です。日本だけでは完結しない、けれど日本の酒造りから生まれる、新しい「アジア酒」。一つのボトルを通じて、アジアの美と豊かさを世界へ届けていきます。
商品情報
商品名:ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)
品目:その他の醸造酒(クラフトサケ)
原材料:米、米麹、唐花草(日本)、朝鮮五味子(韓国)、桂花茶(中国)、
紅玉紅茶(台湾)、クローブ(インドネシア)
内容量:720ml
販売価格:15,000円(税抜)/本
販売本数:1,000本
販売開始日:2026年9月16日(水)~29日(火)(なくなり次第販売終了)
製造者:稲とアガベ株式会社
販売方法:大丸東京店 1階 イベントスペース (ルイ・ヴィトン横)
<大丸東京催事情報>
催事名:稲とアガベ POP UP STORE- 新たな文化を創造する-
開催期間:2026年9月16日(水)~9月29日(火)10:00~20:00
開催場所:大丸東京店1階 ルイ・ヴィトン横の催事スペース
所在地:〒100-6701 東京都千代田区丸の内1丁目9-1
注目商品:ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)、コラボレーション花風(全7種)

稲とアガベ株式会社 代表取締役 岡住修兵 コメント

「アジアの美とは何か?」
そんな問いから生まれた、稲とアガベ最高級のクラフトサケ「ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)」をリリースします。
文化の価値を測るものさしは、今も欧米に偏っているのではないか?僕ら自身にも、欧米で認められることを誉れとする感覚が、根強くあるように思います。もちろん、その評価を否定したいわけではありません。ただ、自分たちの文化の価値を、自分たちで見つめ直し、自分たちの言葉で世界に届けていくことも必要なのではないでしょうか。僕がアジア、とりわけ東アジアの文化に感じる魅力は、異なる文化を受け入れ、独自の解釈と高い技術で、新しいものへと変えてしまう力です。いわば、「魔改造」の創造性。
外から来たものを、ただ真似るのではなく、自分たちにしか生み出せないものへと育てていく創造性です。クラフトサケには、その精神が色濃く表れていると思っています。日本の酒造りを土台に、多彩な素材や発想を取り込み、新しい味わいを生み出す。この魔改造の創造性が、僕らがこのジャンルに感じている可能性です。アジアの価値を表現する「アジア酒」を僕らが造るなら、クラフトサケしかない。そう確信し、今回のお酒を造りました。
これまでの醸造のノウハウを結集し、日本、中国、韓国、台湾、インドネシアの5つの国と地域から、5種類の素材をひとつのボトルに重ねています。ラベルデザインは、インドネシアのデザインチーム「SatuCollective」に依頼しました。アジアの力を少しずつ集めて、世界に挑みます。
<稲とアガベについて>
稲とアガベは、秋田県男鹿市で2021年の秋に創業したクラフトサケ醸造所です。「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとして、そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。私たちは、単にお酒を造るだけでなく、お酒を「地域メディア」として位置付けています。お酒を通じて男鹿に興味を持っていただき、実際に訪れて楽しんでもらうことを目指し、醸造所を起点とした街づくりを推進してまいりました。創業から数年で、レストラン、食品加工所、ラーメン店に加え、サウナ付きホテル「ホテルかぜまちみなと」「ひるね」、スピリッツを製造する「早苗饗蒸留所」、そして人々が集うスナック「シーガール」を開業いたしました。クラフトサケを起点に男鹿の街を未来に残すことを目指して活動しています。
<稲とアガベ株式会社 概要>
社名:稲とアガベ株式会社
所在地:秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21
代表者:代表取締役 岡住修兵
設立日:2021年3月
事業内容:酒類製造業(クラフトサケ及び輸出用清酒)、飲食店営業、食品加工業、宿泊業
URL:https://inetoagave.com/