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秋田・八橋のベーカリーが10周年 ドイツパンの魅力広める

移転開業10周年を迎えたベーカリー「ベッカライバンデブロート」(秋田市八橋田五郎1)店主の岩谷正明さん

移転開業10周年を迎えたベーカリー「ベッカライバンデブロート」(秋田市八橋田五郎1)店主の岩谷正明さん

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 ベーカリー「ベッカライバンデブロート」(秋田市八橋田五郎1、TEL 018-838-0860)が2月14日、開業10周年を迎えた。

看板商品の「フルーツのライ麦パン」

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 大館市内で営業していたベーカリーが、2014年(平成26)に移転開業した同店。「ハード系パンの魅力を広めたい」と、堅めの食感が特徴のドイツパンなどを中心に、工房を併設する約10坪の店内で営業する。

 店主でパン職人の岩谷正明さんが「基本を忠実に守りながら焼く」という商品は、多い日で1200品におよぶ。柔らかな「八橋(やばせ)食パン」(370円)などのオリジナル商品を加え、食パンだけで5種類を提供する。看板商品は、レーズンやイチジクなどのドライフルーツとクルミを使う「フルーツのライ麦パン」(480円)。フランスパン「チョコとマカダミアナッツのリュスティック」(450円)や「パン・オ・ショコラ」(260円)、「クリームホーン」(330円)、メロンパン(200円)などの人気商品も生まれた。2月13日には、10周年記念商品「エッグタルト」(280円)を発売した。

 「お客さまからリクエストをもらって作る商品もあるなど、大手では難しいサービスを提供する」という営業スタイルは、ドイツ語で「パンを通じたつながり」を意味する店名通り。全粒粉のみで作る生地を12時間ほどかけて蒸し焼きするドイツパン「プンパッケル」が外国人の常連客に好評だったことや、「東京パラリンピックのオランダ水泳チームから高い評価を受けたことがうれしかった」とのエピソードも生まれた。

 岩谷さんは「経験が大事なパン製造の厳しい世界。10年間続けられたことで多くの経験を得られた。これからもパン作りの技術とお客さまとのコミュニケーションを大切に営業を続けられれば」と話す。

 営業時間は10時~18時。日曜・月曜定休。

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