秋田で夜間の市民講座「ヨルカイギ」-本を持ち帰ってもらう活動家をゲストに

「ブッククロッシング」への参加を呼びかける田崎さん。昨年の市民活動イベントで

「ブッククロッシング」への参加を呼びかける田崎さん。昨年の市民活動イベントで

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 夜間に行う市民活動講座「ALVE de ヨルカイギ」が2月20日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で開講される。

「ブッククロッシング」への参加を呼びかける田崎さん

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 2004年8月から年間7~8回ほど開いている同講座は、今回で36回目。今回は「ブッククロッシング」の秋田地区サポートリーダー・田崎宏明さんをゲストに迎え、「本を世界に旅立たせよう!」と題して開講する。

 読み終えた本を誰かに持って行ってもらう活動「ブッククロッシング」は、2001年にアメリカで始まった市民活動。本は、あらかじめ決められた特定の場所(ブッククロッシングゾーン)や公園のベンチに置くほか、友人に渡すなどして「旅立つ」。本ごとにあらかじめID番号を発行し、ブッククロッシング公式サイトに登録しておくことで、本がたどった経路を追跡できる仕組み。秋田では昨年、田崎さんが中心となって活動が始まった。

 講座は、これまでに40冊の本をリリースした田崎さんが、ブッククロッシングの歴史や自身が取り組むようになったきっかけなどを話した後、参加者とフリートークも行う。「当日は実際にブッククロッシングを体験してもらいたいので、参加者の皆さんにも本を1冊ずつ持って来てほしい」(田崎さん)と呼び掛ける。

 同講座を担当する市民交流サロンの吉田さんは「NPO活動や市民活動など、敷居が高いと思われることもあるが、田崎さんのように遊び心をもって活動される人もいる」とし、「面白いことやこれから何かを始めたい人に参加いただければ」と話す。定員は20人だが、読書ファンを中心に、すでに14人の申し込みがある。

 開講時間は19時~21時。参加無料。申し込みは同サロン(TEL 018-887-5312)まで。

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