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秋田「美短」卒業生の作品展 美大10周年展に合わせ市内3会場で

秋田市内3会場で開催中の「美短卒業生作品展」(写真は秋田市大町のギャラリー・ココラボラトリー)

秋田市内3会場で開催中の「美短卒業生作品展」(写真は秋田市大町のギャラリー・ココラボラトリー)

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 秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)の前身の秋田公立美術工芸短期大学卒業生によるグループ展「美短卒業生作品展」が、現在、秋田市内3会場で開かれている。

柴田祥子さんの漆器作品

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 1952(昭和27)年開校の秋田市立工芸学校を基に、1995(平成7)年、工芸美術学科と産業デザイン学科を設けて開学し、4年制大学への移行に伴い2015(平成27)年に閉学した同短期大学。4年制大学の開学10周年記念展に合わせ、旧短大と同大学の学同窓会が、短大卒業生の作品展として企画した。

 短大の正式な卒業生名簿が配布されていないため、SNSなどで作品の出品を呼びかけ、募集に応じた1997(平成9)年から2011(平成23)年までの卒業生33組が出展して開く。アートスペース「ココラボラトリー」(大町3)に20組、「食器のさかいだ」(中通2)に9組、「秋田良品市庭ごえん」(保戸野通町)に4組が、絵画や漆芸、ガラス、写真など計125点を展示する。作品の一部は販売(150円~14万3,000円)する。

 短大卒業生で仙台市在住の千葉郁子さんが出演する舞踏公演や、短大当時の教員と卒業生のトークイベント「バック・トゥ・ザ・ティーチャー」などを開く。

 短大の産業デザイン学科第1期生で、ココラボラトリー代表の後藤仁さんは「県内外で創作活動を続ける卒業生が多くいることを知り、心強く思った。美大開学10周年記念展と合わせて、散策を楽しみながら、3カ所の展示会場に足を運んでもらえれば」と 呼びかける。「私たちは、秋田に昔からあるものづくりを学べる環境に育ててもらった。そのような環境を受け継いでいくことができれば」とも。

 営業時間は11時~18時。入場無料。7月17日まで。

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