秋田で「まちづくり事業プラン」一般公募-「収益の確保」条件に

昨年秋田市に帰郷し、まちづくり事業など地元の活性化に取り組む「まちづくりフォーラム実行委員会」の田宮慎さん。「みんなが動けばまちは自然と変わる」と話す

昨年秋田市に帰郷し、まちづくり事業など地元の活性化に取り組む「まちづくりフォーラム実行委員会」の田宮慎さん。「みんなが動けばまちは自然と変わる」と話す

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 秋田市や地元NPOなどで構成し、地域活性化事業などに取り組む「まちづくりフォーラム実行委員会」(秋田市山王1)は現在、「まちづくり事業プランコンテスト」の事業アイデアを公募している。

9回目を迎える「まちづくりフォーラム」(秋田市役所)

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 これまで市民参加型イベントの開催や地域活性化事例の研究などに取り組んできた同実行委員会。9回目となる今年は「まちづくりの経営力」をテーマに3月22日、秋田拠点センター・アルヴェ(東通仲町)でフォーラムの開催を予定する。

 フォーラムでは、市街地経営研究機構(東京都国分寺市)代表の木下斉さんの講演やパネルディスカッションを行うほか、「まちづくり事業プランコンテスト」の開催も予定。これに先だち、「事業プラン」を募集している。

 同実行委員会で広報を担当する田宮慎さんは秋田市出身。東京の会社に勤める傍ら、2007年~2009年にJR秋田駅前の遊休地で開催された音楽イベントの運営にも携わってきたが、昨年帰郷した。「秋田の現状に不満を言うだけなら誰にでもできる。みんなが動けばまちは自然と変わる」と話す。

 田宮さんは「現在、20代の若者を中心に社会起業家が注目を集めている。高齢者・子育て支援などコミュニティービジネスの創設や商店街活性化対策など地域の課題について、これまでのボランティア中心の活動ではなく収益を得られる仕組みを一緒に考えてもらえれば」と応募を呼びかける。

 募集プランは、「既に運営している事業」「これから取り組む事業」の別を問わないが、一定の収益を見込めることが条件。秋田市民以外でも応募できる。

 応募要項はホームページからダウンロードできる。応募締め切りは2月15日。

問い合わせは「秋田市まちづくり整備室」(TEL 018-866-2156)まで。

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