イチジクの特産品化に取り組むにかほ市の団体が3月20日、イチジクの苗木作りワークショップを秋田市文化創造館（秋田市千秋明徳町、TEL 018-893-5656）で開く。

イチジクの苗木

　イチジクの特産品化に官民で取り組む「にかほ市いちじく振興会」（にかほ市）が開くワークショップ。高齢化やライフスタイルの変化などによるイチジク生産者の減少を受け、2020年3月から年3～4回、イチジク栽培に関する市民向けワークショップなどを開く。

　これまでは、にかほ市民が中心のワークショップを開いてきたが、「秋田県全体の『イチジク文化』を発展させることを目標に活動したい」と、同市以外では初めて秋田市でもワークショップを企画した。由利地域振興局の農業振興普及課の担当者らが講師を務める。

　同振興会メンバーで佐藤勘六商店（にかほ市）を営業する佐藤玲さんは「イチジク栽培の開始時期の3月。農業経験の有無や実際に栽培するのかどうかも問わない。苗木作りのノウハウを伝えることで、県内にイチジクのコミュニティーを広げられれば」と参加を呼びかける。

　開催時間は、1部＝10時30分～、2部＝14時～。参加無料。定員は15人。佐藤勘六商店のメールで受け付ける。