写真展「ナショナル ジオグラフィック展 地球の真実」が、現在、秋田県立美術館（秋田市中通1、TEL 018-853-8686）で開かれている。秋田経済新聞などが後援。

アフガン難民の少女を撮影したスティーブ・マッカリーさんの作品

　アメリカに本部を置く「ナショナルジオグラフィック協会」が持つ写真コレクションのうち、世界的なカメラマンによる写真展。スティーブ・マッカリーさんがパキスタンとアフガニスタンの国境で1984（昭和59）年に撮影した「アフガン難民の少女」や、ジョディ・コッブさんがニューヨークの地下鉄ホームでサンタクロースを撮影した1987（昭和62）年の作品「地下鉄のサンタ」、カーステン・ペーターさんがメキシコにある世界最大の結晶洞窟を撮影した2008（平成20）年の作品など、「冒険・探検の記録」「野生の世界」「自然科学」「人類と文化」の4つのテーマに分け、月刊誌「ナショナル ジオグラフィック」に掲載されたカットなど約120点をパネル展示する。写真家の岩合光昭さんと野町和壽さんの作品の特設展示スペースを設ける。

　同館学芸員の小泉俊貴さんは「私たちが暮らす地球のさまざまなジャンルの真実を撮影した迫力ある作品群。一般的な美術展に比べて、幅広い世代の来場者が多い。気になる写真を見つけ、写真が撮影された背景を調べるなどして、新たな学びや楽しみを見つけてもらえれば」と来場を呼びかける。

　営業時間は10時～18時（入館は17時30分まで）。観覧料は1,000円（高校・大学生は800円）。中学生以下無料。12月31日～1月2日は休館。1月21日まで。

　12月12日、秋田市大森山動物園（浜田潟端）の小松守園長らを迎えたトークイベントを開く。開催時間は13時30分～15時。1月13日にも同様のトークイベントを予定する。