「ストリートピアノ」をテーマにしたイベントが12月19日、秋田市文化創造館（秋田市千秋明徳町）で開かれる。

秋田市中心市街地に設けられる「ストリートピアノ」

　街角のほか、駅や空港施設内など公共の場に設けられ、誰でも自由に弾くことができるストリートピアノ。秋田県内20カ所以上に設けられるピアノの魅力を伝えることなどを目的に、秋田市内在住の今井卓也さんと県内在住の男性の2人がイベントを企画した。同施設が公募した市民参加型事業の一環として開く。

　「秋田県内各地のストリートピアノをつなぐ リレーコンサートキャラバン」と銘打ち開くイベントは、同施設に電子ピアノを用意して「指1本で弾ける」という初心者向けピアノワークショップと、ピアノのほか、ギターや管楽器、歌唱など自由に1曲ずつ披露して次の演奏者へつなぐリレー形式の演奏を行う。

　ストリートピアノの演奏中に知り合った男性と立ち上げたユニット「ストピリエゾン」で県内を回る活動に取り組む今井さんは、「音楽を気軽に楽しみながら人々と出会うことで生まれる交流や、まちに音楽があふれることで醸されるワクワク感などがストリートピアノの魅力」と話す。「ピアノを弾いたことのない皆さんも、ピアノに触れるきっかけにしてもらえれば」と話す。

　イベントをコーディネートする同施設スタッフは「マルシェイベントも同時開催する。ピアノに集う皆さんとの交流を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は、10時～16時（ワークショップ＝10時30分～11時30分、リレー演奏＝13時～15時）。