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秋田のトランペッターが「工房の音」で楽曲制作 ものづくりに畏敬の念抱き

「アトリエ内に響く音には物語がある」と話すトランペット奏者の鈴木雄大さん

「アトリエ内に響く音には物語がある」と話すトランペット奏者の鈴木雄大さん

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 秋田市在住のトランペット奏者・鈴木雄大(ゆうだい)さんの新作アルバム「アトリエの小謡」が10月28日、発売された。

「アトリエの小謡」アートワークと真鍮製クリップ

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 2020年3月発売のデビュー作に続く2作目は、鈴木さんと妻でフルート奏者の石川真由子さんを中心に、2017(平成29)年から取り組む「ものづくりの制作過程に出る音と共に曲をつくるプロジェクト」で制作した楽曲をまとめた。

 制作に協力したのは、ガラス作家の境田亜希さん、熊谷峻さん、美術家の長門あゆみさん、陶芸家の田村一さん、金属造形家の安東桂さん、彫刻家の有馬寛子さんの6人。いずれも2人と交流があったことから、一般に立ち入らせることの少ない創作活動中のアトリエ内の録音を許し、室内に響く「音」を基にしながら、鈴木さんが演奏するトランペットやピアノ、石川さんが演奏するフルートなどを重ねて6曲を作り上げた。

 鈴木さんは「作家の使う素材や道具から出る音、作家の息づかいなどにひかれたことがプロジェクトの始まり。長期間にわたる上、完成するまで仕上がりの予想ができないまま取り組んだ」とし、「アトリエの音には物語があり、音楽家の演奏や楽器との境界を曖昧に感じさせる。あふれ出る言葉のような音の美しさを、楽曲に仕上げることができた」と自信を見せる。

 CD化はせず、ダウンロード形式でリリースするが、「どのような人の手に渡っていくのか、人のつながりを知りたい」と、楽曲ごとにイメージしたアートワーク6点と、ダウンロード用パスワードを記載したCDサイズのカードを真鍮製クリップをまとめて、演奏会場や雑貨店などで販売する。

 価格は2,200円。

10月30日、川反中央ビル「studio」(秋田市大町3)で販売会を開く。営業時間は12時~17時。

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