秋田県内のボランティア活動やイベント情報などをまとめて掲載する「だれでもできる社会活動カレンダー」が今月、創刊4周年を迎える。

　「社会活動を広く知ってもらうきっかけにしたい」と、自身もボランティア活動などに取り組む加藤一恵子さんが2009年4月に創刊した月間のカレンダー。

　2011年3月、加藤さんが北海道帯広市に転居したことから、社会活動などに取り組むグループ「SiNG」（秋田市川元松丘町）が発行を引き継ぎ、同グループ代表の武内伸文さんらが加藤さんとメールなどで掲載内容を話し合いながら編集、発行を続けてきた。当初1000部で始めた発行部数も1500部まで増えた。

　「帯広に転居した今もメールを通じて秋田の皆さんから情報が寄せられる」と加藤さん。「秋田には、お互いを尊重し合いながらさまざまな取り組みが行われやすい風土がある。これからも秋田の社会活動を紹介していくことができれば」とも。

　武内さんは「配布先で喜ばれる反応がうれしくて続けている。社会活動分野は告知が不十分なことも多いので、カレンダーを通じて活動の魅力を伝えられれば」と話す。

　A3サイズ。毎月20日ごろ発行。ホームページからダウンロードもできる。