秋田市在住の土人形作家・真坂歩さんの作品展が12月15日、ココラボラトリー（秋田市大町3、TEL 018-866-1559）で始まった。

サンタクロースがモチーフの土人形「怪盗サンタ」

　秋田公立美術大学（新屋大川町）の3年だった2016（平成28）年、秋田市の工芸品「八橋（やばせ）人形」に出会ったことをきっかけに、「真坂人形」と名付けたオリジナルの土人形作りを始めた真坂さん。現在、「マサカ商店」の屋号で制作・販売する。

　土人形に多く見られる干支や縁起物のほか、サンタクロースや宇宙人、ツチノコ、地元の人形道祖神を模ったものなど、真坂さんが「精巧精緻・愛嬌満載」をモットーに手掛ける人形のモチーフは、いずれもユニークでカラフル。SNSを通じて海外からの問い合わせを受けることもあるという。

　「学生時代に土人形を作り始めて5年になる。20代の私自身がいいと思える作品を作っている」と真坂さん。「時代の変化に伴って人々の感性も変化するが、人形は飾って楽しむものなので、あまり重々しくならないようシンプルなデザインを心掛けている。皆さんの手に取ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　作品展では、約40アイテム、300点を展示販売する。価格帯は900円～1万6,500円。

　営業時間は11時～19時（最終日は17時まで）。12月19日まで。

　秋田市文化創造館（千秋明徳町）とセレクトショップ「風と地の吾」（中通2）でも販売する。