「新秋田名物」が上位を独占-秋経上半期PVランキング

幻のキャラとなった「きりたんぽ」がモチーフのマスコット

幻のキャラとなった「きりたんぽ」がモチーフのマスコット

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 秋田経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、秋田の新名物や新キャラを扱った記事が上位を独占した。

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 ランキングは、今年1月4日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 秋田名物「きりたんぽ」がモチーフのマスコット商品、本格発売へ(2/23)2. 秋田の「幼虫チョコ」、連日1時間で完売の人気商品に(1/19)3. 飼い猫がモデルのご当地キャラ「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」、話題に(2/16)4. 秋田の女性2人組が「和菓子とコーヒー」のカフェ、1日限りの開店(2/21)5. 「やわらか戦車」作者が他作家のキャラを「爆破」-なまはげキャラも標的に(1/30)
6. 和風しょうゆ味の「みたらしプリン」-秋田の県内産素材で商品開発(3/18)
7. 炭化させた男鹿半島の天然塩「黒い塩」、高級食材用途で人気に(2/22)
8. 三ツ星料理人が「お取り寄せ」する秋田の納豆専門店-二代目福治郎(1/9)
9. 草間彌生さんデザイン「フェラガモ」バッグ、秋田の美術館で先行展示(1/26)
10. 秋田のギョーザ職人、同店「秘伝レシピ」を公開-来店者に配布(2/5)

 1位の「きりたんぽ」をモチーフとしたマスコット商品発売に関する記事は、スポーツ紙やタブロイド紙のほか、有名芸能人もブログで取り上げるなど広く話題を集め、「発売されたらぜひ買いたい」「秋田県民として恥ずかしいので発売を見送ってほしい」など読者の意見が賛否に別れる中、発売元は読者の否定意見を受け入れる形で発売を見送り、「幻のキャラ」となった。

 2位の「幼虫チョコ」は、記事の掲載日がバレンタインデー商戦期間中だったことも手伝い、インターネットの予約販売のみで最長「2カ月待ち」になるなど人気に拍車がかかった。同店は4月、「あん」の代わりに「幼虫チョコ」を包み込んだ「柏餅(かしわもち)」を発売するなど、「幼虫ラインアップ」を拡充している。

 秋田のキャラ関連記事では、「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」(3位)と「やわらか戦車」に爆破されたなまはげキャラ「あんつぁ」(5位)の2本が上位にランクイン。奈良県の「せんとくん」や滋賀県の「ひこにゃん」など全国のご当地キャラが注目を集める中で、新しい秋田のご当地キャラに対する関心の高さがうかがわれた。

 和菓子とコーヒーの出張サービス「佐藤家」が1日限りで実店舗営業をしたカフェを取り上げた記事は、秋田の喫茶関連イベントでは珍しく「満席で座れなかった」という声がいくつも聞かれた好評ぶり。「秋田経済新聞の記事を見て来店したお客様もいた」(主宰者)など、地域密着イベントながら4位と大健闘した。

 そのほか、飲食関連では、「みたらしプリン」(6位)と「黒い塩」(7位)がユニークな秋田の新名物として注目されたほか、食の安全が社会問題化する中で、食の本質に関わる記事も関心を集めた。ミシュランの三ツ星料理人も顧客の「高級納豆」記事が8位、10位の「ギョーザ職人の秘伝レシピ」記事には、「東京、長野、兵庫、沖縄など全国のギョーザ好きから電話の問い合わせがあった」(同店店主)という反響も。

 ファッション関連記事では、唯一、「フォーエバー現代美術館」(秋田市中通1)が全国に先駆けて秋田で展示した草間彌生さんデザインの「フェラガモ」新作バッグの発表記事が9位にランクインした。

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