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藤井聡太5冠の「封じ手」用紙、「棋士番号1」生家由来の秋田のそば店に展示

JR秋田駅前の「弥助そば秋田総本店」に展示中の藤井聡太5冠の対局で使われた「封じ手」用紙

JR秋田駅前の「弥助そば秋田総本店」に展示中の藤井聡太5冠の対局で使われた「封じ手」用紙

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 大正から昭和初期に活動した将棋棋士で「棋士番号1」の金易二郎(こんやすじろう)ゆかりの秋田のそば店に、現在、藤井聡太5冠の対局で使われた「封じ手」用紙が展示され、来店客を楽しませている。

藤井聡太5冠の対局で使われた「封じ手」用紙(拡大写真)

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 JR秋田駅前で営業する弥助そば秋田総本店(秋田市千秋久保田町)に展示するのは、2020年8月に神戸市で開かれた第61期王位戦7番勝負第3局の「封じ手」用紙。当時18歳1カ月の藤井棋聖が木村一基王位を4勝0敗で制して王位を奪取し、羽生善治9段の持つ最年少タイトル2冠の記録を28年ぶりに、加藤一二三9段の最年少8段昇段の記録を62年ぶりに更新したことなどから、将棋ファンのみならず注目を集めた。

 金易二郎は、1818(文政元)年に羽後町で創業した同店の前身「弥助そばや」3代目店主の次男。後継者難に悩む6代目店主から商標や製法などを承継し、2019年7月から同店を営業する外食チェーンのドリームリンク(山王2)の村上雅彦社長が「将棋界との縁を感じた」ことから、同年9月に日本将棋連盟(東京都渋谷区)がオークションに出品した封じ手用紙を落札した。

 「将棋に詳しくないが、貴重なものを見られた。秋田にあることを知らなかった」と来店した秋田市在住の女性。

 営業時間は11時~14時30分、17時~22時30分(日曜・祝日は11時~21時30分)。

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