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秋田で「平賀源内コーヒー」プロジェクト 245年前の味をイメージ、商品化へ

「平賀源内」が振る舞ったとされるコーヒーについて話す青井智さん

「平賀源内」が振る舞ったとされるコーヒーについて話す青井智さん

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 秋田市内で陶磁器やコーヒー豆などを扱う「南蛮屋あおい」(秋田市大町1、TEL 018-862-2746)を経営する青井智さんが現在、245年前に平賀源内が振る舞ったとされるコーヒーの味をイメージした商品の開発を進めている。

秋田市大町の青井陶器店

 1915(大正4)年に陶磁器店として秋田市大町で創業した同店。2000年からはコーヒー豆も主力商品に加え、市内で4店を展開する。

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 1年ほど前、青井さんがコーヒーの歴史を調べていたところ、現在の仙北市角館を訪れた平賀源内が1773年、解体新書の挿し絵や秋田蘭画などで知られる画家・小田野直武に「南蛮茶(コーヒー)」を振る舞ったとの記録を見つけた。「当時のコーヒーの味を再現して、角館ゆかりのコーヒーとして商品化できないか」と文献を当たり、「(コーヒーは)焦げくさくして味ふるに堪えず」などの古文書の記述を手掛かりに当時のコーヒーの味に思いをはせながら、炭火焙煎(ばいせん)したコーヒー豆をブレンドするなどの試行錯誤を重ね、商品化の手前までこぎ着けた。

 「当時のコーヒー豆は、国内に運ばれる過程で受けた湿気などで劣化し、今のようにおいしいコーヒーではなかったのでは」と青井さん。「245年前の味をイメージしながら、現代人の味覚に堪える味わいのコーヒーに仕上げた」と話す。

 コーヒーの鮮度を保つためのパッケージ化など商品化にコストがかかることから、現在、「平賀源内カウヒイ・プロジェクト」と銘打ち、クラウドファンディングで資金を募っている。3月下旬の発売を目指す。