「仮想会社」が事業計画をプレゼン-秋田で次世代起業家育成企画

「仮想会社」を設立し、プレゼンテーションに向けて事業計画を検討する若者ら(8月)

「仮想会社」を設立し、プレゼンテーションに向けて事業計画を検討する若者ら(8月)

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 「あきた企業活性化センター」(秋田市山王3、TEL 018-860-5610)と秋田市は9月22日、若年者層向け起業推進イベント「あなたが社長!あなたの夢実現し隊(カレッジカンパニー)」を秋田拠点センター「アルヴェ」(秋田市東通仲町4)で開催する。

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 今年で3回目となる同企画は、次世代の地域産業を担う若年者層のアントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成や人材育成を狙いとするもので、13人の応募から選考された10代後半の若者ら8人が設立した「仮想会社」3社が「事業計画」のプレゼンテーションを行い、これを専門家が審査する。

 今回の「事業計画」は、「秋田=美人のイメージを完全に固定化する」ことを会社の理念とし、「美」に関連したサービスを提供する「会社」や、野菜などの地産地消メニューやフェアトレード・コーヒーの提供を通じて秋田と途上国との架け橋となるカフェを経営する「会社」など、いずれもユニークなもの。

 同企画に携わり、自身も起業家の時田さんは「これまでの参加者には、女子大生らがロケット発射実験に取り組む能代市の『ロケットガール』プロジェクトで活動指導をしている人や、会社の創業やNPO法人の立ち上げ準備をしている人も。若い世代の行動力やチャレンジ力に頭が下がることも少なくない」とし、「企画は自分が若い世代に伝えられることは何かという問いから始めたもの。参加者には『出来ない』ではなく『できるためにどうすればいいかを考えよう』と話している。結果がすぐにでる活動ではないが、地域経済の復興の観点から、今後も続けていきたい」と、長期的な観点から期待を寄せる。

あきた企業活性化センターアルテ

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