クラフトビール醸造所「ホップドッグブルーイング」(秋田市南通みその町、TEL 018-853-9168)が7月上旬、初めての仕込み作業を始めた。
クラフトビール醸造会社「あくら」(大町1)の醸造長を長年にわたり務めた長谷川信さんが、昨年10月に独立して立ち上げた醸造所。秋田市内最後の銭湯として営業していた「星の湯」の建物を改装し、500リットル2本と250リットル4本の醸造タンクなどを設けて営業する。
酒類製造免許の関係から、これまで他社の設備を借り受けて醸造していたが、6月30日、県内7社目となるクラフトビールの製造免許を晴れて取得。7月1日に同社設備で初めての仕込み作業を行い、6日には、横手市で生産されるホップなどを原料に作るフルーティーな香りなどが特長の「ヘイジーIPA(インディアペールエール)」の仕込み作業を報道機関にお披露目した。
長谷川さんは「ホップやハードサイダーに使うリンゴなど秋田県産の原料にこだわりたい。地元の小規模な醸造所と生産者が一緒になって業界を盛り上げていければ」と意気込みを見せる。
茨城県つくば市で7月下旬に開かれるクラフトビール祭に出品を予定するほか、「秋田竿燈(かんとう)まつり」が開かれる8月3日~6日、大町イベント広場(大町2)で開催予定のグルメイベントなどで販売を予定する。