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秋田の日本酒ダイニングが3周年 来店客や酒店と信頼重ね

開店3周年を迎える「日本酒Dining KURO」店主の目黒貴志さん(左)と妻の良江さん(右)

開店3周年を迎える「日本酒Dining KURO」店主の目黒貴志さん(左)と妻の良江さん(右)

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 県内外の地酒を中心に提供する「日本酒Dining KURO」(秋田市大町5、TEL 018-853-6250)が9月16日、開店3周年を迎える。

「日本酒Dining KURO」店内

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 約25坪の店内にテーブル20席とカウンター6席を設ける同店。「おいしい日本酒に出会ったこと」などをきっかけに2016(平成28)年、鮮魚店などで10年ほど働いてきた目黒貴志さんが開業した。

 「誰でも気軽に日本酒」をコンセプトに、日本酒党の人気が高い「新政 No.6」など、地元の希少銘柄を含む80種類以上の日本酒(900円前後)を中心に用意する。「いろいろな日本酒の飲み比べを楽しんでもらいたい」と、3種セット(1,000円)や半合(400円~)でも提供する。フードメニューは、前職の経験を生かした刺身盛(800円~1,300円)など。

 「商品だけではなく、日本酒の知識や情報を仕入れたい」と商品の配達を断り、あえて酒店に出向いて仕入れる目黒さん。熱心さが認められ、希少な銘柄を多く仕入れることができるようになった。店内では、来店客との積極的なコミュニケーションを心掛けるなどし、それまで飲まなかった日本酒のファンになったという常連客も増えた。

 「運転免許を持っていないため、重い商品の仕入れに自転車を使うので大変」目黒さん。「売上よりもお客さまに満足してもらうことを優先して営業を続けてきた。日本酒はどんな料理にも合う。オンザロックやソーダ割りなど飲み方も自由。伝統的な飲み方だけではなく、新たな可能性にチャレンジしながら、日本酒の魅力を伝えていくことができれば」と話す。「今後の目標は、運転免許の取得(笑)」とも。

 現在、店名をデザインしたTシャツや手ぬぐいを数量限定で進呈するほか、今月15日は15時に開店するなど3周年記念企画を展開する。

 営業時間は18時~24時。月曜定休。

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