美術家・岩井優（まさる）さんの展覧会「習慣のとりこ－見つめ、再生、指しゃぶり」が8月26日から、秋田ケーブルテレビ社屋内ギャラリー「ビヨンポイント」（秋田市八橋南1）と南大通りの空き店舗「マックガレージ」（中通5）の2会場で開かれる。

　秋田公立美術大学（新屋大川町）の岩井成昭教授のグループが文化庁の助成を受けて展開するアートマネジメント人材育成事業「AKIBI plus」の一環。

　「人の日常の営み」などを題材に、国内外でパフォーマンスやインスタレーション作品の創作に取り組む岩井優さん。秋田市内では昨年に続き2回目となる滞在制作は、「プライベートな習慣の変化にアプローチしよう」と、8ミリフィルムやビデオなどの家庭内などに埋もれた映像を素材に準備を進める。

　同大学生のほか、公募で集まった市民や市内大学に通う大学生ら約30人が、制作サポートや企画・運営に関する打ち合わせを通じ、現代美術展のプロデュース手法や準備などについて学ぶ。

　同大学社会貢献センターの慶野結香さんは「昨年とは趣の異なるアプローチで制作を進めている。2会場に足を運んで観覧いただければ」と来場を呼び掛ける。

　ビヨンポイントの開館時間は9時～18時、マックガレージは店舗外からいつでも観覧できる。観覧無料。

　同展の開催に合わせて8月26日、秋田ケーブルテレビ・エントランスでトークイベントを開く。開催時間は18時30分～20時。参加無料。