![ウェブ制作者向け勉強会「虎の穴」会場の様子](https://images.keizai.biz/akita_keizai/headline/1453709529_photo.jpg)
ウェブ制作者向け勉強会「虎の穴」が1月23日、アトリオン(秋田市中通2)で開かれ、受講者は講師の話に熱心に耳を傾けた。
秋田県内のウェブデザイナーやプログラマーの技術向上や業界への就職を目指す学生の育成などを目的に、ウェブ制作会社「トラパンツ」(旭北栄町)が初めて企画。満席となる約80人の受講者を前に開かれた。
種類の異なる端末から閲覧できるウェブサイトなどの制作「マルチデバイス対応」をテーマに、サイバーエージェント(東京都渋谷区)の水野隼登さん、ツクルバ(同)の谷拓樹さん、まぼろし(豊島区)の松田直樹さん、よつばデザイン(大分県)の後藤賢司さんの4人が講師を務めた。
水野さんは、自社サービスの開発事例を挙げながらアトミックデザインなどの最新デザイン手法を解説。谷さんと後藤さんは、ウェブページ向け言語「CSS」の設計手法や新技術について紹介した。松田さんは、読み上げソフトやアニメーションを交えながら、画像形式「SVGフォーマット」の仕様などを説明した。
セミナー後半には、講師と受講者のトークの時間も設け、ウェブ制作者ならではの悩み相談に応じたり、最新技術の動向などについて意見交換を行ったりした。
当日参加した東京都在住の男性は「東京でも多くの勉強会が開かれているが、マルチデバイス対応の全体像を学べる機会は珍しい。新しい視点の勉強会で参考になった」と振り返った。
次回は2月20日、「にぎわい交流館AU」(中通1)で開催予定。