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秋田の道の駅でタンポポ食品の特集販売 大仙のタンポポ博士がPR

大仙市協和の峰吉川地区で日本タンポポの特産品化に取り組む「タンポポ博士」今野孝一さん

大仙市協和の峰吉川地区で日本タンポポの特産品化に取り組む「タンポポ博士」今野孝一さん

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 道の駅あきた港ポートタワー・セリオン(秋田市土崎港西1、TEL 018-857-3381)に現在、日本タンポポを原料に使う加工食品の特集販売コーナーが設けられている。

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 パウンドケーキ(1,080円)やキャンディー(270円~330円)、稲庭うどん(680円)、漬け物(972円)、発泡酒(550円)、タンポポコーヒー(1万2,960円)など、いずれも大仙市協和の峰吉川地区で栽培される「日本タンポポ」を原料に使う商品ばかりが並ぶ。

 商品を販売するのは、特産品開発を目的にタンポポの研究に取り組み、「タンポポ博士」の愛称で呼ばれる大仙市在住の今野孝一さん。集落に自生する1本の日本タンポポの種子から、20年ほどかけて増やしたタンポポは、現在、数万本におよぶ。2019年5月には、武藤秀一さんら地元の有志とNPO法人「よしかタンポポの会」(大仙市)を発足させ、今野さんは、よしかタンポポプランニング(同)の屋号で商品の企画・販売を手掛ける。タンポポの根を原料に使うコーヒーを除き、開発する商品の多くは、苦みのあるタンポポの葉の特長を生かしたもの。「よしかタンポポ」で商標も登録した。

 「道端でよく見かける種のほとんどは西洋タンポポだが、自然環境に恵まれている当地区ならではの特産として、国の環境指標植物にも指定される日本タンポポの栽培にこだわる」と今野さん。「無農薬で栽培するなど手間をかけているため、高めの販売価格になってしまうが、高い付加価値のある商品として当地区の活性につなげたい」と話す。

 営業時間は9時~18時。

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