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秋田で「新屋うどん」 昭和に途絶えた地元特産品をイメージ

秋田市新屋のカフェメニュー「新屋うどん」

秋田市新屋のカフェメニュー「新屋うどん」

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 秋田市新屋ガラス工房(秋田市新屋表町、TEL 018-802-0822)内のカフェ「喫茶わわわ」は6月24日、「新屋うどん」をメニューに加えた。

「新屋うどん」をメニューに加えた「喫茶わわわ」の入る秋田市新屋ガラス工房

 豊富な湧き水が出ることや製塩が盛んだった地域性などから、18世紀半ばに製造が始まったとされる干しうどん「新屋うどん」。かつて同地区ではいくつかの製麺所が営業していたが、1965(昭和40)年ごろを最後に製造が途絶えた。

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 同カフェの運営に携わる秋田公立美術大学(新屋大川町)の学生らで作るグループの「復刻して名物にできないか」との発案から、市内在住の料理研究家・岸愛さんの協力を得るなどして新メニューとして企画した。

 「新屋うどん」そのものの復刻には至らなかったが、似た特徴を持つ「松田製麺所」(大町2)が製造する干しうどん「片栗麺」を使い、「仙葉善治商店」(新屋元町)が製造する魚醤(ぎょしょう)「しょっつる」としょうゆ、愛知県産の高級みりんなどの調味料、北海道産昆布とかつお節で取っただしを合わせたタレで提供。宮城屋蒲鉾(楢山大元町)のかまぼこと自家製ミョウガの甘酢漬け、徳島県産のスダチをトッピングする。

 ガラス製「うどん皿」「つゆ猪口(ちょこ)」などの食器類は、同メニュー向けに同ガラス工房で特別に作った。

 同店マネジャーの芳賀洋介さんは「うどんをゆでるお湯にも湧き水を使う。使う食材に妥協したくなかったため原価の高いメニューになったが、価格は抑えた。当地区の名物として皆さんに楽しんでいただければ」と話す。

 価格は650円。営業時間は10時30分~16時30分(うどんの提供は14時まで)。