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山形在住の「蔵書票」作家、秋田のセレクト書店で展示会
(2008年11月04日)
秋田のセレクト書店「書籍販売まど枠」(秋田市大町3、TEL 018-827-6212)で11月5日から、山形県鶴岡市在住の蔵書票作家・大高恵美さんの「virgin in a fairy tale-chiron 蔵書票 個展・販売会」が開催される。
主に版画技法で制作される「蔵書票」は、本の見返しに貼って本の個人所有を示すもの。明治時代にオランダから輸入されて以来、国内でも版画家らが主に銅版画や木版画で制作している。小さく繊細な技法であることから、「紙の宝石」とも呼ばれる美術品としてコレクターなどファンも多い。
大高さんが蔵書票に興味を持ったのは小学生のころ。「欲しくて欲しくてたまらなかったエンデの『はてしない物語』を買ってもらったとき、達筆の父が巻末に私の名と蔵書の印を書き入れてくれたことがうれしかったことがきっかけ」(大高さん)。
元来、小さな手仕事も得意だった大高さんは、3センチ角からハガキサイズまでの紙片にゴム版画で制作。「100年近く前の雑誌や童話が好き」(同)なことから、「大人一歩手前の年ごろの少女が何を考えているかわからないような横顔の細い輪郭」などを主なモチーフに、多色刷り作品は複数個のゴム版を制作するが、1種の蔵書票のために18~19個のゴム版を彫った作品も。
大高さんは「蔵書票は、自分だけの票をオーダーする楽しみやコレクションを交換してさまざまな美しい紙片があつまる喜びなどもある」とし、「蔵書票を知らない人も、自分の名前を書き入れた1枚を好きな本に貼ってみてほしい。本に対する愛着が増す気持ちを感じていただければうれしい」と話す。「恐れ多いが、本気のコレクターさんにも見ていただければ」とも。
展示するのは約10点。展示作品と同じものを1~5枚セットで販売も行う。価格は500~1,000円。
営業時間は12時~20時(日曜・祝日18時まで)。月曜・火曜定休。今月16日まで。
美術作品として「小さな宝石」とも呼ばれる「蔵書票」(関連画像)秋田を代表する版画家・勝平得之の魅力を伝える講演会-ファンクラブが企画(秋田経済新聞)秋田のセレクト書店で「古本マート」-本好き13人が2千冊持ち寄り(秋田経済新聞)故ナンシー関さん「大ハンコ展」-仕事場に残された作品5千個展示(札幌経済新聞)書籍販売まど枠
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