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秋田がロケ地の短編映画上映祭 竹中直人さんや山田孝之さんらが事業報告

秋田市内で開かれた「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)AKITA上映祭」会場

秋田市内で開かれた「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)AKITA上映祭」会場

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 短編映画製作プロジェクト「ミラーライアーフィルムズ」の上映会「AKITA上映祭 バウンドレス」が3月16日・17日、秋田市内の2会場で開かれた。

竹中直人さんらが登壇した「ミラーライアーフィルムズ」プロジェクト報告会

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 有名映画監督や俳優が自治体と連携して短編映画を製作するプロジェクトの一環。秋田市では、2023年8月から、俳優で映画監督の竹中直人さんや山田孝之さん、小説家や俳優としても活躍するタレントの又吉直樹さんらが、秋田市内を訪れ、市内を舞台に短編映画を製作。若者を中心に地域の活力を生むことなどを目的に、秋田大学など市内5大学の学生ら約40人が映画製作の現場に携わるプロジェクトを展開した。

 上映会は、2日間で4回に分け、上映回ごとにプロジェクト報告会やワークショップなどの企画を盛り込んで開催。来場した延べ1350人の市民が映画やトークセッションを楽しんだ。

 16日に「あきた芸術劇場ミルハス」(秋田市千秋明徳町)で開かれた上映会では、南通や川反(大町)エリアが舞台の竹中さんの監督作品「たてこもり」や、秋田市内数カ所を舞台に漫画家の大橋裕之さんが監督を務め、又吉さんや山田さんらが出演する「変哲の竜」、俳優の横浜流星さんや阿部進之介さんらが出演する「MIMI」など15分ほどの短編映画3本を上映。新屋エリアをロケ地に大学生らが脚本の作成から携わった約10分の作品「参画屋の仔羊たち」もお披露目された。

 同会場で行われたプロジェクト報告会には、竹中さんや山田さんら監督や俳優、製作スタッフが登壇。竹中さんは「昨夏の秋田は、40度近い気温でロマンチックだった。大森山で感じた秋田の日差しが最高だった。大雨の影響で撮影はできないと思われるような大変な状況の中、地域の皆さんからエネルギーをもらった」と振り返る。山田さんは「新しいことをやってみようと思うことで、仲間は自然に集まってくる。とにかく一歩踏み出していこうとのメッセージを受け取ってもらえればうれしい」と話した。「参画屋の仔羊たち」の監督補助などを務めた国際教養大学2年の半田百絵さんは「映画の製作にはさまざまな役割があることを知った。この経験を糧に映画の世界に携わりたい」と応えた。

 同プロジェクトのプロデューサー・伊藤主税さんは「当初は『秋田ではチャレンジできない』との声も多く聞かれたが、取り組みを通して、自分の思ったことやチャレンジしたいことを言える人が増えるような変化が見られた。地域の財産も素晴らしいが、変化していく人が一番素晴らしい」と手応えを見せた。企業版ふるさと納税を活用して同プロジェクトを支援する吉野石膏(東京都千代田区)副社長の須藤潮さんは「歴史の中で独自の文化を育んできた地元の魅力を地元の皆さんが発見し、再認識して、フィルムにすることで得られる気づきがある。作品を世界に発信することで、地域が発展するよう貢献できれば」と話す。

 穂積志秋田市長は「映画製作の世界を通して、若い皆さんを中心に『秋田でもやればできること』を経験してもらえた。多くの皆さんの協力により、私たち自身が秋田の魅力を見つめ直すこともできた。シティープロモーションの観点からもいい取り組みなのでは」と映画の効果に期待を寄せる。

 「たてこもり」などの作品は、5月31日から、秋田市内の映画館を含む全国の劇場やカラオケ店などで公開を予定する。

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