和風しょうゆ味の「みたらしぷりん」-秋田の県内産素材で商品開発

秋田県内産の素材にこだわるほんのりとしたしょうゆ味の和風プリン「みたらしぷりん」

秋田県内産の素材にこだわるほんのりとしたしょうゆ味の和風プリン「みたらしぷりん」

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 「ハチ公プリン」の製造・販売などを手がける四季菜(秋田市太平八田、TEL 018-838-2570)は、今月発売したしょうゆ味の「みたらしプリン」のインターネット通販を近日中に始める。

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 今月から秋田空港ターミナルビルと秋田西武百貨店の2カ所で販売している同商品は、ハーブや海藻などを加えた飼料で育てた秋田県産「和種もみじ」の鶏卵と、県内産牛乳を使用する「しょうゆ味のプリン」。県内産の素材にこだわり、使用するしょうゆも170年の歴史を持つ石孫本店(湯沢市)の無添加本醸造醤油「百寿」で、県内産の丸大豆と小麦に粗挽き天日塩、井戸水を使用したもの。

 同商品について、同社の高橋真木夫社長は「乳製品のアミノ複合体としょうゆがウニ単体のアミノ酸に似ていることから、『プリンにしょうゆをかけるとウニの味がする』ことを日本味覚学会が発表していたため、当社のプリン製造技術を活用し、県内の醸造店と提携して和風味のプリンを作ることを決めた」とし、「うまみは総アミノ酸量で決まり、うまさはそれを脳がどう感じるかで決まる。古来から中国には『五味調味百味香(ごみじゅうみひゃくみこう)』という言葉があり、甘さや苦さなどの5つの味の組み合わせで100の味わいが生まれると考えられている。5つの味はマトリックスで表すことができ、そのバランスでおいしいものを作ることができる。この商品も単なる思いつきではなく、その研究の成果」とも。

 県内産の素材にこだわる理由については、「米どころの秋田は醸造業が盛んなため、良質の素材が手に入る。地場産業の未来を考える上でも食品産業クラスターによる他社との事業提供は重要。業界は経済の低迷による原材料費のコスト高で順風ではないが、秋田県内産の素材を使用することで、おいしく安心して食べていただける商品を提供していきたい」と新商品に期待を寄せる。

 内容量115グラム。価格は315円。

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