男鹿市の情報サイト「男鹿なび」が今年10周年を迎えることに合わせて3月23日、サイト機能をリニューアルした。
男鹿市内でウェブ制作会社を経営する船木一さんが運営する同サイト。「地元の情報がウェブ上で不十分なのでは」と2004年に立ち上げ、地元の情報や初老の男性の人形が市内観光スポット紹介して回る連載コンテンツ「佐々木さんが行く」などを掲載。
魚醤(ぎょしょう)「しょっつる」などの地元特産物を販売するECサイトを立ち上げたり、近年は海産物の干物を自社で製造販売を手掛けたりするなど事業の枠を広げ、「全国で唯一、干物を製造するウェブ制作会社」が運営する情報サイトに発展した。月間アクセス数は約10万PV(ページビュー)。
リニューアルは、男鹿市観光協会や男鹿市役所と連携し、それぞれが運営するサイトの更新内容を相互に反映し合う仕組みを導入した。
船木さんは「地元の情報を広く発信したいとの思いから個人で運営を始め、10年かかって地元のデータのプラットフォームを確立することができた」とし、「公的機関とも連携しながら、民間視点の情報を発信していくことができれば」と意欲を見せる。