環境や文化、福祉や地域の将来など身近な話題について語り合うオープン形式の飲酒座談会「グリーンドリンクス」が3月17日、50回目を迎えた。
飲酒座談会「グリーンドリンクス」の様子-手品を披露する参加者も
環境問題の象徴としての「グリーン」と飲酒を意味する「ドリンクス」から成る造語「グリーンドリンクス」は、欧米諸国では広く開催されるオープン形式の「飲み会」。社会活動などに取り組む秋田市在住の武内伸文さんがイギリス留学経験を生かして、2007年に初めて企画。その後、月1回のペースで秋田市の飲食店などを回りながら毎回テーマを決めて開く。
50回目のテーマは「10年後の秋田」。アイルランドの祝日セント・パトリックデーにちなみ「緑色」を身に付けることをドレスコードに企画した。会場の地ビール醸造所直営のバーに集まった市民は約50人。思い思いの会話や参加者有志のスピーチに耳を傾けるなど、地ビールを片手にイベントを楽しんだ。
武内さんは「これからの地域は大きな方向を定めて進むことよりも、さまざまな分野のプレーヤーが増えていくための環境を作ることが大切」とし、「前向きな会話と明るく自由なムードを大切にしてきたことがこれまで続けてこられた秘訣。今回も多くの皆さんと交流することができて良かった」とイベントを振り返った。