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秋田で「自然エネルギー」のポテンシャル探る勉強会-市民50人参加

秋田市で開かれた勉強会「ますます自然エネルギー×秋田のポテンシャルに気付いちゃう授業」の様子

秋田市で開かれた勉強会「ますます自然エネルギー×秋田のポテンシャルに気付いちゃう授業」の様子

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 太陽光や風力など自然エネルギー(再生可能エネルギー)をテーマにした勉強会が2月4日、レストラン・プラッツ(秋田市大町1)で開かれた。

「秋田から始める自然エネルギー」をテーマにレクチャーする講師の古屋将太さん

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 「ますます自然エネルギー×秋田のポテンシャルに気付いちゃう授業」と題し、社会人向け勉強会「アキタ朝大学」とアートプロジェクト「あきたまちなか大学」のコラボで開いた同勉強会。専門家を招きレクチャーやワークショップを行った。

 約50人が参加して開かれた当日、参加者が「起床から来場までに、どんなエネルギーを使ってきたか」を考えてプレゼンテーション。その後、NPO法人「環境エネルギー政策研究所」(東京都中野区)の古屋将太さんが、自然エネルギー政策や自然環境保全などの導入メリットや先端例としてデンマーク・サムソ島の取り組みなどを解説。風力や太陽光、地熱など秋田県内の自然エネルギーのポテンシャルが全国的に見ても高いことや、地域で中心となる人物(コーディネーター)の必要性などを説いた。

 参加者からは「自然エネルギー供給の地域間格差」や「雪を使ったエネルギーの可能性」など、多くの質問や感想が寄せられた。講師を務めた古屋さんは「全国をレクチャーして回っているが、秋田は参加者の老若男女のバランスがよくて興味深い。答え切れないほど多くの質問が寄せられたことからも自然エネルギーに対する関心の高さがうかがえた」と振り返る。

 潟上市在住の菅原直幸さんは「原発事故の影響などから、代替エネルギーについて関心を持った。自然エネルギーを自分の問題として考えることが必要だと感じた」と話していた。

 同勉強会は、これからも自然エネルギーがテーマの会を開く予定。

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