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秋田で震災被害の子ども支援イベント、今年も 大雨災害を受け防災ブースも

東日本大震災で両親などを亡くした子どもを支援する「つながる青空市」への来場を呼びかける実行委員長の永瀬幸子さん

東日本大震災で両親などを亡くした子どもを支援する「つながる青空市」への来場を呼びかける実行委員長の永瀬幸子さん

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 東日本大震災で両親などをなくした子どもの支援が目的のチャリティーイベント「つながる青空市」が9月17日、クラフト北前広場(秋田市外旭川前谷地)で開かれる。

秋田市で開かれる「つながる青空市」で販売予定の木工細工や手作りアクセサリー類

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 2011(平成23)年から年1~2回開くチャリティーイベントは、今回で15回目。昨年は、実行委員長の永瀬幸子さんら市民有志の「被災地の子どもの心の支援を」との呼びかけに応じた市民ら約1000人が来場するなど、震災から12年たつ現在も支援の輪を広げる。これまでに100万円を超える寄付を岩手県里親会(盛岡市)に届けたが、震災の年に生まれた子どもが18歳になるまで続けることを目標に今年も開催する。秋田経済新聞などが後援する。

 今年は、手作りの雑貨や菓子、野菜、果物などの物販や飲食などの販売ブース21店を設けるほか、コロナ禍で見送ってきたステージショーの再開を予定するなどして寄付を募る。

 秋田市などで7月に見舞われた大雨による水害を受け、「人のつながりや助け合いが、災害に立ち向かう力になることを実感した」(永瀬さん)ことなどから、県内で防災啓発活動に取り組むNPOの協力を得て、防災関連ブースを充実させる。

 永瀬さんは「買い物を楽しみながら、防災についても併せて学んでもらえるイベント。来場いただくだけでも被災地の支援につながるので、足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~15時。問い合わせは、同実行委員会(TEL 018-847-2007)まで。

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