版画家・勝平得之ファンクラブ（大原重美会長）は6月14日、講演会「勝平得之と版画の原点－秋田風俗人形、そして得之をとりまく人々」を秋田市民俗芸能伝承館（秋田市大町1、TEL 018-866-7091）で開催する。

　講演会は、「秋田赤れんが郷土館」（大町3、TEL 018‐864-6851）で勝平得之の作品展が開催されているのに合わせて、同ファンクラブが企画した。秋田の自然や風俗を鮮やかな色彩の木版画で表現した勝平得之の魅力を伝えようと、勝平作品に造詣が深い小笠原光さんを講師に迎え、勝平得之が、彫刻家・木村五郎に学んだ後に制作し、素朴な色と形を特徴とする童女や農婦、秋田犬など勝平の原点ともいえる「木彫秋田風俗人形」作品群や、勝平を取り巻いた人々についての解説も行う。

　ファンクラブは、秋田の自然や風俗をテーマにした独特の作風で知られる版画家・勝平得之愛し、勝平得之への顕彰と理解を深めることを目的に昨年7月に結成され、現在の会員数は16人。講演会やフィールドワークを行っている。

　開催時間は14時～15時30分。入場無料。申し込みは「赤れんが郷土館」まで。

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