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秋田の大学生が起業1周年 高齢者の困りごと解決、月間350件

高齢者の困りごとを解決するサービスを展開する秋田大学4年の菅原魁人さん

高齢者の困りごとを解決するサービスを展開する秋田大学4年の菅原魁人さん

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 秋田県内では珍しい大学生起業家が経営する会社「リバティ・ゲート」(秋田市中通5、TEL 018-853-4639)が7月20日、設立1周年を迎える。

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 秋田大学国際資源学部4年の菅原魁人さんが経営する同社。高齢者や家族から依頼を受けた大学生が自宅へ訪問するなどして、身近な困りごとを解決するサービス「アシスタ」を展開する。

 「子どもの頃から起業家になりたいとの思いを抱いていた」という菅原さん。全国的に早いスピードで高齢化が進む地元の課題を市民に聞き取り調査したところ、日常生活に細かな不便を抱える高齢者が多くいる一方、大学生が対応できる課題も多いことが分かったことから、2019年12月、同サービスを始めた。

 需要の増加が見込まれたことから、2020年7月20日、「高齢者になることが待ち遠しいと思える社会」を理念に掲げて法人化。現在、市内の大学に通う学生ら約150人がスタッフ登録し、高齢者の依頼を受けて困りごとの解決に当たる。

 多く受ける依頼内容は「除草」「話し相手」「病院への付き添い」など。リピーターも増え、依頼件数は、多い月で約350件に上る。最近は、新型コロナウイルス感染症ワクチンの予約電話がつながらないなどの相談を受け、ネット予約を代行することもあるという。

 「対応に当たる学生の約半数が医療・福祉系を学んでいるため、学生も勉強になることが多い」と菅原さん。「利用者の生活に深く寄り添うことで、高齢者の生の声を聞くことができるのが当社の強み。今後のマーケティングに生かしながら、施設との契約や町内会支援、シニアオンラインサロン、デジタル化などを進め、利用者やスタッフが情報を共有する仕組みを築くことができれば」と意欲を見せる。

 料金は、30分825円~。

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