湯沢市在住の漆器職人のグループ「漆人四人衆」の作品販売会が5月28日、アトリオン(秋田市中通2)で始まった。
川連(かわつら)漆器職人の大関功さん、加藤尚人さん、佐藤昭仁さん、攝津広紀さんの4人が、2002(平成14)年に「漆人四人衆」を結成して以来、毎年開く作品の展示販売会。
今年は、汁椀(3,300円~)や皿(3,000円~)、酒器(3,300円~)、カトラリー(1,760円~)など、合計約400点を出品する。古くなった漆器のメンテナンスや、欠けた陶磁器などを修理する「金継ぎ」の相談も受け付ける。
「漆器の手入れの仕方が分からず、日常で漆器を使うことを躊躇(ちゅうちょ)する人もいるが、あまり難しく考えず、ほかの食器と同じように日常的に使ってほしい」と大関さん。攝津さんは「展示会に来られるお客さまから、漆器や陶磁器は修理できることがあるので、自宅で眠っている思い入れのある食器などがあれば、気軽に相談してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
来場した女性は「漆器職人が陶磁器を修理することを初めて知った。欠けた器を見てもらうつもり」話す。
開催時間は10時~17時(最終日は15時まで)。6月1日まで。