秋田の土産物の自販機が11月20日、道の駅あきた港ポートタワー・セリオン(秋田市土崎港西1)横に設けられた。
清涼飲料などを販売する一般的な自動販売機を使い、「稲庭うどん」「いぶりがっこ」「はたはた昆布巻き」など秋田の伝統的な食品類や菓子類(330円~760円)、秋田犬やなまはげがモチーフの雑貨類(660円~1,430円)を、長さ13センチ~20センチ、直径6センチほどの筒状の樹脂製ケースに入れて販売する。
「土崎地区のPRに」と地元の振興団体などの協力を得て、同地区の夏祭りで国指定重要無形民俗文化財の「土崎港曳山まつり(土崎神明社例祭)」の写真や解説文を自販機にラッピング。人が近づくと音声が流れる工夫も施した。
自販機を設置した、観光物産品の企画販売を手掛けるフルゥール(土崎港中央6)の高安恒治社長は「(コロナ禍により)一時は売上が8割減にまで落ち込んだが、人の手を介さずに、24時間販売できる方法をと考案した。同施設の営業時間外に当地区に来られた皆さんにも、秋田の良さを知ってもらうきっかけになれば」と話す。
今後、商品を入れ替えながら営業する。