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秋田美大で「アキビプラス」報告会 アート事業の3年振り返る

横手市内でアート事業を展開した秋田公立美術大学出身の永沢碧衣さん

横手市内でアート事業を展開した秋田公立美術大学出身の永沢碧衣さん

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 秋田公立美術大学大学院棟(秋田市新屋大川町)で2月4日、アートプロジェクト「AKIBI plus(アキビプラス)」の公開報告会「辺境芸術編集会議 THE FINAL」が開かれ、来場した約40人の市民を前に事業報告と意見交換を行った。

アートプロジェクト「AKIBI plus」に携わったメンバー

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 同大学の岩井成昭教授のグループが2015年から、アートマネジメントができる人材の育成などを目的に秋田市や男鹿市、五城目町、仙北市角館、横手市、秋田県南エリアで展開した同プロジェクト。

 2017年度は、アートマネジャーの企画力や広報力を高めることなどがテーマの「秋田芸術新聞編集部員ゼミナール」や、県内外からアートや周辺分野のゲストを招いて開いたトークイベント、影絵作家の短期滞在制作「神々と生きる島を探る in 男鹿」、地域住民との関わりを通じてアートの視点から五城目町をリサーチする「今と昔を繋(つな)ぐアート」、横手市内でワークショップやフィールドワークなどを展開した「地域醸造家の育成」の4事業が行われた。

 2015年と2016年の同事業に参加し、今年度は初めて企画・運営に携わった同大学出身で横手市在住の永沢碧衣さんは「地域の因子を見つめ直すことの重要性を意識しながら取り組んだ」ことなどを報告。来場者を交えて行われた後半のトークセッションでは、「取り組みを地域住民に押し付けないこと」「地域で継続することの意義」などの意見を交換したり、課題を洗い出したりしながら、3年間の取り組みを振り返った。

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