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広島のバックパッカー青年、秋田の「高校生のたまり場」を引き継ぎ開店

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広島のバックパッカー青年、秋田の「高校生のたまり場」を引き継ぎ開店

バックパッカーとして秋田に来たのが縁で、高校生向け駄菓子店「あきこうまえ茶屋」を継承することになった広島出身の土井卓さん

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 昨年閉店した高校生向け駄菓子店「あきこうまえ茶屋」(秋田市保戸野金砂町、TEL 018-864-9100)を、広島出身で秋田に来県していたバックパッカーの土井卓さんが引き継ぎ、改装工事を経て2月29日、新たに開店した。

 県立秋田工業高校前にある同店は、高校生向けに「ハンバーガー(100円)、油そば(160円)」などの低価格メニューと、「10円ゲーム機」などを設置し、25年にわたって斉藤綾子さんが切り盛りしてきた「高校生のたまり場」的な店。斉藤さんを慕う部活帰りの高校生らが通っていたが、昨年11月末、斉藤さんは高齢などを理由に閉店した。

 12月に「閉店」の張り紙を見て「体に電気が走ったように感じた」というバックパッカーの土井さんが、斉藤さんに連絡を取ったところ、土井さんに共感した斉藤さんが同店の引き継ぎを土井さんに委ねた。土井さんは「ヒッチハイクなどで全国を回っていると、農家やアルバイト先で声をかけられることもあったが、もっと何か自分らしさを生かしたいと思っていた。この店なら自分らしさを120%発揮できそうだと思った」とし、「子どもたちに何を残してあげられるだろうかと考えたときに、この場所でなら若者に可能性を伝えられるかもしれない」と、同店引き継ぎを決意した。

 その後、秋田で知り合ったという飲食店経営者やクリエーターら100人近い若者らの協力を得ながら、約2カ月を費やして同店を改装。オープンにこぎつけた。

 同店の運営について、土井さんは「高校生にとって青春の思い出となるこの店は、何十年経っても変わらないでほしいと思う人が多いはず。引き継ぐべきものは引き継いでいきたいが、建物の老朽化による耐震性や、飲食の衛生面には気をつけなければならないので、どうしても、以前とは変わってしまう部分も出てくる」と話す。

 新しい店では「命つなぐ、想いつなぐ、笑顔つなぐ」をテーマに、「茶屋バーガー」(100円)、「油そば」(160円)、駄菓子類など、これまでのメニューを引き継ぐほか、週に1度、フリーランスのパティシエが協賛する焼き菓子や生菓子を販売するほか講演会なども行う。

 自身も「人間不信に陥ったことがある」という土井さんは「鬱(うつ)や精神的に日常に疲れたと感じている人にも人生をあきらめるようなことはしないでほしい。店に顔を出してもらえれば、話し相手にもなりたい」という。

 3月1日はイベント「朝からDJ」(7時~)を行うほか、専門店から取り寄せた20食限定の「寄せ豆腐」(200円)の販売(3日)や、着色したオイルを使った心理診断「オーラソーマ」(同13時~)の体験も予定している。

 営業時間は7時~21時。不定休。

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