インドの伝統楽器「シタール」のワークショップと演奏会が3月18日、シェアオフィス「Mag」(秋田市中通2)で開かれた。
秋田市内のシェアオフィスで開かれた「シタール」ワークショップの様子
ワークショップを開いたのは、東京を拠点に活動するシタール奏者のヨシダダイキチさん。以前、秋田で開かれたヨシダさんのライブをきっかけにファンになったという由利本荘市在住の黒川匡子さんが「CG制作などの仕事柄、音を扱うため勉強を兼ねて」と企画した。
伝統楽器ながら時代によって変化するシタールの特徴や、ペルシャ文化と融合されている北インド音楽の特徴、演奏は伝統的なフレーズとアドリブで構成し、ミュージシャンと観客との駆け引きを楽しむことが魅力であることなどを1時間ほどかけて解説。その後、ソロ演奏も披露し、会場を訪れた約20人が演奏を楽しんだ。
「不思議な音で空間が広がる中に引き込まれた。西洋楽器にはない特徴が面白かった」と当日参加した女性。ヨシダさんは「ワークショップと演奏を少人数で開くのは珍しい機会だった」とイベントを振り返った。