東日本大震災の被災地の今を伝える座談会「アルバムのチカラ」が10月20日、アートギャラリー「ココラボラトリー」(秋田市大町3)で開かれる。
木村伊兵衛写真賞受賞などの経歴を持つ写真家の浅田政志さんと、週刊「Re:S(りす)」編集長の藤本智士さんをゲストに迎えて開く。
東日本大震災後、岩手県沿岸部を中心に被災地を回った浅田さんと藤本さん。津波の被害を受けたり、がれきに埋もれたりして汚れた写真の洗浄作業現場を訪れ、取材する傍ら自らも洗浄作業を手伝うボランティアに取り組んだところ、デジカメの普及以降の写真が少ないことなどに気が付いた。10月18日~21日、被災現場を再訪するのに合わせ、写真を現像することの意味や被災地で感じた家族の絆などを伝えようと秋田での座談会を企画した。
司会を務める秋田市内在住のイラストレーター須田剛光さんは「同じ東北でありながら、被災地から近くも遠くもない地域が秋田。写真家や編集者の客観的な視点から話をうかがうことで、被災地の今を秋田の皆さんにも伝えられれば」と話す。
開催時間は19時30分~-21時30分。参加費1,000円。問い合わせはココラボラトリー(TEL 018-866-1559)まで。