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秋田のバーで「公開ディベート」-放射性焼却灰の受け入れ考える

秋田県会議員や県職員、テレビ局ディレクターら8人が参加して行われたディベートイベントの様子

秋田県会議員や県職員、テレビ局ディレクターら8人が参加して行われたディベートイベントの様子

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 ボクシングのようなスタイルでディベートを行う市民参加型イベント「ボクシンク」が10月12日、秋田市仲小路商店街のバー「レッドハウス」(秋田市中通2)で開かれた。

ディベートイベント会場となった秋田市のバー「レッドハウス」

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 「市民が主体的に意見交換できる場を」と社会活動などに取り組む秋田市の武内伸文さんらが企画し、市内の飲食店などを会場にまちづくりなどをテーマに昨年から不定期開催する同イベント。

 5回目を数える今回は、放射性物質を含む焼却灰の埋め立てが大館市で検討されている問題や来年から秋田市で実施が決まったゴミ回収の有料化などをテーマに、県会議員や県職員、テレビ局ディレクターら8人が参加してディベートを行った。

 初めてディベートに参加した女性は「決められた時間内に発言内容をまとめることや、日頃の自分の考えと逆の立場に立って考えるのが難しかった」とイベントを振り返る。

 「最初から意見が対立しがちな『ディスカッション』と異なり、あえて日頃の主張とは逆の立場に立って行う『ディベート』は相互理解を深めるために有効」とイベントを企画した武内さん。「これからも市民が自由に発言して、意見交換できる場を設けていければ」とイベントを振り返った。

 次回の開催予定はホームページに掲載する。

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