フォーエバー現代美術館ギャラリー(秋田市中通1、TEL 018-825-5588)で6月27日から、「パフォーマンス」展が開かれている。
「パフォーマンス」は芸術表現の一つとされ、芸術家自身が作品を構成しテーマとなっているものや、特定の場所や時間における特定の個人や集団の動きにより構成される作品を主に「パフォーマンスアート」と呼ぶ。
同展では、70年代から世界を旅して「パフォーマンス」を作品に残してきた写真家・折元立身さんによるアルツハイマーを患った実母との生活をテーマにした「アートママ」シリーズや、現代美術家でありパフォーマンスに永続性を持たせるべく発光ダイオードやデジタルカウンターを使った活動を続ける宮島達男さんの「Counter me on」、韓国系米国人女性パティ・チャンさんのシャーマン的な要素を含むビデオ作品のほか、現代美術家として著名なドイツ出身ヨーゼフ・ボイスなどの現代美術作品も展示している。
同館チーフキュレーターの加藤さんは「『パフォーマンス』は自分の生活にひと工夫をすることで生まれるものだと思う。いつも通る道を変えることなど自分でアクションを起こすことで、より面白い意識の持ち方ができる。それが『パフォーマンス』であり、『パフォーマンスアート』であると知ってもらいたい。来場いただいた皆様にも、日常のささやかなことにも楽しさを発見するきっかけになるような展示であれば」と話している。
開館時間は11時~18時。火曜休館。入場無料。9月24日まで。