秋田市楢山地区を散策しながらショップ巡りなどを楽しむイベント「ならやま日曜はしご市」が4月25日、開催される。
イベント限定で豆腐販売も行う秋田市のデザイン事務所「noon design box」
「住宅が多い楢山地区は、中通や大町に比べてまち単位で語られることは少ないが、魅力的なスポットやショップが多い」と、秋田市のグラフィックデザイナー矢吹史子さんが同地区の魅力を発見するまち歩きイベントを企画した。同地区でショップを経営する知人らに相談したところ、口コミで輪が広がり、約20店舗が協賛するイベントの開催が決まった。
イベントに参加するのは、古着店・雑貨店から、菓子店や不動産会社まで幅広い。同地区で絵画教室などを開くアトリエが「春の楢山」がテーマのスケッチイベントを行ったり、そば店が30食限定ランチを用意したりするほか、地元の神社では紙芝居も上演。デザイン事務所を経営する矢吹さんは、実家の豆腐店の手づくり豆腐を事務所でも販売するなど、普段とは異なる趣向も凝らした。
同地区の魅力的なスポットを紹介するマップも制作した矢吹さんは「楢山は自然も多く、古いユニークな建物も多く残るなど魅力的な地域」とし、「住んでいながら、わたし自身もまちのわからないことが多い。買い物をするだけではなく、まちに出かけてもらうことで、皆さんと交流を深めるきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。
開催は9時から。
今後、毎月最終日曜日の開催を予定する。詳細はホームページで確認できる。