「美少女イラスト」を使った秋田県羽後町の地域おこし活動で知られる山内貴範さんを招いたトークイベントが1月31日、アートスペース「ココラボラトリー」（秋田市大町3、TEL 018-866-1559）など2会場で開催される。秋田経済新聞が後援。

西又葵さんのデザイン米袋を使った羽後町産「あきたこまち」

　人気イラストレーター・西又葵さんの作品を米袋に使った同町産あきたこまちの販売や町内での美少女イラストコンテスト、ファン向け観光ツアーなどユニークな「まちおこし」で全国的に注目を集める羽後町。

　一連のイベント仕掛け人は、同町出身で東京在住の山内さん。昨年、自身の取り組みや考えをまとめた自著も出版し、これまでに山形や京都などで開かれたまちおこしがテーマの講演会にも講師として招かれたという山内さんだが、「なぜか秋田では声がかからない（笑）」ことから、ならばと地元有志が企画した。

　イベントは、まちおこしがテーマの講演や秋田経済新聞の公開インタビューを兼ねた「トークイベント」と、美少女イラスト文化の話題が中心の「交流会」の2部構成。

　イベントを主催する小田原毅さんは「秋田市にいると羽後町の町おこしの意味がわかりづらいかもしれない。当日は、いわゆる『萌え・オタク』と『美少女イラスト文化』との違いを明らかにしながら、羽後町が盛り上がった理由を探りたい」とし、「交流会では特製の『羽後牛カレー』も用意する。皆さんと新しい発想を生み出せる場にしたい」と参加を呼び掛ける。

　トークイベントの開催時間は16時～18時。入場料1,500円。交流会はスープカレー専門店「SAVINA」（大町1）で19時から開催。参加費3,000円（飲食費含む）。定員はいずれも50人。

　参加申し込みは、トークイベント＝ココラボラトリー、交流会＝小田原さん（TEL 080-5566-4197）まで。