秋田県産フグを使った「フグピザ」、イタリア風居酒屋で人気に

秋田県産フグをイタリアンに取り入れた伊太利亜酒場「オステリア・アルカ」オーナーシェフの作左部史寿さん

秋田県産フグをイタリアンに取り入れた伊太利亜酒場「オステリア・アルカ」オーナーシェフの作左部史寿さん

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 秋田県産「フグ」を使ったイタリア料理が、秋田のイタリア風居酒屋で人気メニューになっている。

秋田県産フグを使い専用窯で焼いたピザ

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 県産フグをメニューに取り入れたのは、「伊太利亜酒場オステリア・アルカ」(秋田市山王1、TEL 018-863-4121)。大阪でイタリアンの勉強をし、その後、北イタリアで2年間修行したという同店オーナーシェフの作左部史寿さんが4月中旬、「秋田を離れて地元の食材の良さに気が付いた」と秋田で開業した。

 作左部さんがイタリアンの食材に選ぶのは、県産の魚介類のほか、由利本荘のカブやニンジン、大仙のアスパラ、象潟のタケノコや山菜類などいずれも地場産。中でも男鹿の「フグ」を素材に使ったペペロンチーノ(1,400円)や専用窯で焼くピザ(1,400円)が人気で、「多い日はピザだけでも20枚ほどオーダーを受ける」(同)という。

 「秋田産フグの素材としての可能性は高い」と、フグ取扱免許も取得した作左部さん。「冷凍モノではうま味を出せない」(同)ことから、その日に捕れた新鮮なフグを使うほか、「料理人としてお客様の健康に責任がある」(同)と、ハーブ類も無農薬素材を使うことやソースなど既製品を一切使わないことにもこだわる。

 作左部さんは「日ごろ洋食をあまり食べられない年配のお客様から、『私にも食べられた』と声を掛けられたことがうれしかった」と話す。「一人で立ち寄って、ビール1杯にピザ1枚をオーダーしてもらうような、気軽な店でありたい」とも。

 約14坪の店舗に、カウンター4席、テーブル12席を用意する。営業時間は17時~翌1時。月曜定休。

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