秋田の地ビール、チョコレートモルト使用「ショコラーデンビア」が金賞受賞

最優秀金賞を受賞したチョコレートモルトを使った地ビール「ショコラーデンビア」(左)と銅賞の「ビスケットヴァイツェン」

最優秀金賞を受賞したチョコレートモルトを使った地ビール「ショコラーデンビア」(左)と銅賞の「ビスケットヴァイツェン」

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 秋田市の地ビールメーカー「あくら」(秋田市大町1、TEL 018-862-1841)は9月18日、今年の「国際ビール大賞」で最優秀金賞を受賞した地ビール「ショコラーデンビア」など2商品の販売を始めた。

秋田の地ビールメーカー「あくら」のビール醸造所

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 1996年から毎年開催されているビール審査会「国際ビール大賞(インターナショナル・ビアコンペティション)」は、世界4大ビール審査会のひとつで、今年は60社が計175銘柄を出品。同社が出品した「ショコラーデンビア」が最優秀金賞、「ビスケットヴァイツェン」が銅賞のダブル受賞を果たした。

 ドイツ伝統のボックタイプと呼ばれるビール「ショコラーデンビア」(650円)は、通常のローストモルトの代わりに通常量の2倍にあたるチョコレートモルトを使用し、ビールでは珍しい約3カ月間の長い熟成期間を経てつくる。「長く熟成させることで、チョコレートのような香りと麦芽エキスの香味が溶け合う。とろけるような甘みとほのかなビター感のあるロマンティックな『おとなのビール』に仕上げた」(担当者)。

 初出品で銅賞を受賞した「ビスケットヴァイツェン」(525円)は、ドイツ伝統のヴァイツェンをベースに麦芽の一部に英国産ビスケットモルトも使用し、秋田で培養したオリジナル酵母によって「絹のようななめらかさと後味を実現した」(担当者)という。

 同社の長谷川醸造長は「1回の醸造で1,000リットルを作るが、醸造釜でのビールづくりはやり直しがきかない一発勝負。ビールの新商品を作るときは怖い思いをする」とし、「3年前にも金賞を受賞した『ショコラーデンビア』は、昨年は銀賞だった。今年は責任者としてプレッシャーを感じていた」と振り返る。

 現在、「ショコラーデンビア」は直営店のみで販売。全国販売は12月4日から。

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