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秋田で洋画家・斎藤真一の作品展 「赫」が特長の作品など60点

洋画家・斎藤真一の作品を解説する秋田県立美術館学芸員の佐々木佳苗さん

洋画家・斎藤真一の作品を解説する秋田県立美術館学芸員の佐々木佳苗さん

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 秋田県立美術館(秋田市中通1、TEL 018-853-8686)で9月8日、洋画家・斎藤真一の作品展「赫に秘められた想(おも)い」展が始まった。秋田経済新聞などが後援。

洋画家・斎藤真一作品展会場の様子

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 盲目の女性旅芸人や明治時代の吉原遊女が題材のシリーズなどで知られる洋画家。「盲目の女性旅芸人が、視力を失う前に見た越後平野に沈む夕日の赤」を表現したという独特の赤い色彩が特長。自身が残した言葉を掲載した解説板を添えた作品約60点を展示する。

 同館学芸員の佐々木佳苗さんは「初めて作品に触れたときの感動が忘れられず、地元で展覧会を開くことができて念願がかなった思い」と話す。「斎藤真一は自身が描く赤い色を『赫(あか)』と表現していた。女性を描いた作品が多いのも特徴。絵画の表現を楽しみながら、作品を通じて歴史にも興味を持っていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入場料は、一般=600円、学生=400円、高校生以下無料。

 9月17日と10月15日、佐々木さんが作品を解説するギャラリートークを開くほか、9月25日には斎藤真一の長男・斎藤裕重さんのトークショー「父・斎藤真一を語る」も開催予定。開催時間はギャラリートーク=14時~15時、トークショー=14時~15時30分。トークショーの参加は予約が必要。

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