秋田で「宇宙教育」リーダー育成講座、過去最多の50人が受講

セミナーを修了すると発行される「宇宙教育リーダー認定証」。本年度は北海道から鹿児島まで全国14カ所で開催を予定

セミナーを修了すると発行される「宇宙教育リーダー認定証」。本年度は北海道から鹿児島まで全国14カ所で開催を予定

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 北海道から鹿児島まで全国14カ所で開催する宇宙教育ボランティア指導者の育成講座「リーダーズセミナー」が1月12日、秋田セミナーを皮切りにスタートし、秋田大学「ものづくり創造工学センター」(秋田市手形学園町 1、TEL 018-889-2806)で開催した同講座にはこれまでで最多となる50人が参加した。

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 同講座は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙教育センター(神奈川県相模原市)が、宇宙教育ボランティアの指導者を育成するために昨年から開催しているもので、今年度の講座を秋田から開催することについて同センターは、「秋田で活動している『ロケットボーイ・ロケットガール』を支援していく方針や、秋田大学と宇宙教育に関する協定を結んでいることなどから」としている。

 「宇宙教育」とは、主に青少年の「科学する心」を養う知識学習や体験活動のほか、人や自然との関わりの中で「命を大切にする心」を育む教育活動のことで、その指導者を育成するための同講座では、日本宇宙少年団(YAC)の杉山光二さんと臼井敏夫さんが指導者の目標や実践例教育理念などを解説したほか、「銀河の里キゴ山天体観察センター」(石川県金沢市)の小林幸雄さんは、危機管理や安全対策などの重要性を講義した。

 講座を受講した高校教員の大石一博さんは「生徒に体験学習への興味を持ってもらうために受講した。かつて飲料メーカーの工場からペットボトルをもらい、水ロケットを飛ばす指導をしたことがあるが、教育のための教材を手に入れる機会にもなり、現場でも役立つ」と話していた。

 同センター長の的川泰宣さんは「宇宙教育センターは、幅広い見識を身に付けた心豊かな青少年を育成することを目的に活動している。宇宙活動で得られた魅力的な素材を活用して、青少年に宇宙と生命への愛や未来に貢献する決意を持ってもらえれば」とし、「今後も各所との連携によって、宇宙教育への活動機運を地域に広めていきたい」と話している。

 受講生は3年間宇宙教育リーダーとして認定され、希望者は近隣の日本宇宙少年団の分団活動への参加や、教室の運営や教材開発への支援などの活動サポートを受けることができる。

秋田大学工学資源学部付属「ものづくり創造工学センター」宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センター秋田で科学絵本400冊と科学体験会(秋田経済新聞)KLabが米国企業と提携で「宇宙旅行」キャンペーン(六本木経済新聞)

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