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秋田で「アートプラクティス」シンポジウム 秋田公立美術大学

秋田で「アートプラクティス」シンポジウム 秋田公立美術大学

秋田公立美術大学で開かれたシンポジウム会場の様子

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 秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)で2月9日、東京芸術大学の桂英史教授ら3人をパネリストに招いたシンポジウムが開かれた。

 秋田公立美術大学の岩井成昭教授のグループが、「アートマネジメント」ができる人材の育成などを目的に展開するプロジェクトの一環。美術関係者やメディア関係者らをゲストスピーカーに招き、アート事業における「評価基準」などを題材に1月からシリーズ展開する。

 最終回となる今回は、プロジェクトプロデュースなどが専門の桂教授、国内外で開かれる芸術祭などでキュレーターを務める服部浩之さん、ドイツ語の翻訳家で演劇研究に取り組む林立騎さんの3人をパネリストに招き、現代アートの社会実践に関する研究や人材育成などを意味する「アートプラクティス」をテーマに開いた。

 2014~2015年に秋田市内で開かれたアート事業に携わった林さんは、同事業の観客動員数が少なかったことを踏まえ、「(一方で)事業の評価基準の捉え方によっては、アートが政治や経済のシステムの一部に落ちてしまうのでは」と問題提起。「社会問題との関わり方などアートのミッションを明確化することで、地域に合わせた評価基準を根本的に問い直す必要があるのでは」と訴えた。

 桂教授は大学授業料などを事例に上げながら、「芸術教育はそもそも赤字事業であること」を指摘。美術家と社会との関わり方の考察を通じ、「美術界にも標準化や序列化の波が押し寄せているが、標準化は表現分野とは相いれないこと」などを解説した。服部さんは「(目的地までの)最短距離を目指さなくていいのがアートの面白いところ。一方向へ向かうことを疑ったり、(目的地を)決め過ぎたりしないこと」など自身のスタンスを紹介した。

 シンポジウム後半では、「アートの土着性」や「現代アートの同時代性」などをキーワードに、「批評家が不在のまま評価のみ重視されている現状」「芸術が観光や外貨獲得と結び付けられやすいことにおける表現活動上の危うさ」などについて、聴講者を交えながら活発な議論が交わされた。

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