吉田栄楽一座(羽後町)は8月4日、国民文化祭サテライトセンター(秋田市中通2、TEL 018-884-7341)で「猿倉人形芝居」を上演する。
「国民文化祭サテライトセンター」が入るJR秋田駅前の商業ビル
由利本荘市や羽後町に伝わる秋田県指定の無形民俗文化財「猿倉人形芝居」。秋田市内で上演する機会が少ないことから、県内外からの観光客が多い「竿燈(かんとう)まつり」期間に合わせて企画した。演目は「鬼神のお松七変化」などを予定する。
公演を担当する秋田県芸術文化協会(千秋明徳町)の西村茂さんは「猿倉人形芝居は独特な人形の操り方が魅力。市内で観劇できる貴重な機会なので皆さんに楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
公演時間は13時30分~14時30分。入場無料。
猿倉人形芝居は1880(明治20)年代、旧鳥海町の池田与八と弟子の真坂藤吉、丸田今朝造らが完成させた。現在、由利本荘市や羽後町の「木内勇吉一座」「吉田千代勝一座」「吉田栄楽一座」が受け継ぐ。